痛風の原因は尿酸値の上昇です。夏場は、汗をかいて尿量が減ってしまうのですが、尿と比べると汗からは尿酸はあまり排出されず、体内に尿酸が蓄積する原因になります。その結果、血液中の尿酸の濃度が高くなってしまい、尿酸値が上がり、尿酸結晶が出来やすくなるために、発作が起こり易くなってしまうのです。
尿酸値が上昇すると、関節を中心に、体内の色々な部位に結晶が生じます。この結晶が刺激となって、痛みや腫れを誘発している状態が痛風です。
痛風になる方の7割の方は、尿酸の排出能力の低さが原因といわれ、夏場は脱水による尿酸排出効果が低下し、痛風になりやすいと考えられています。
尿酸値が高い方は、アルコールを飲む季節や暑い時期にはできるだけ水分を補給したり、飲み過ぎないように注意して予防すると良いでしょう。
食生活の乱れから肥満傾向になっていたり、お酒を飲み過ぎて尿酸値の急な増加を招くような生活を送っていると、いつ痛風の発作に見舞われても不思議ではありません。
痛風の予防として以下の4点に注意してください。
① アルコールの摂取量を減らす
② 過食しない
③ プリン体を多く含む食材を避ける
④ 水分を多く摂取する
気になる症状があれば、早めに受診しましょう。