梅雨明けの夏日が続く今、痛風発作が最もおこりやすい時期です。
痛風の原因は「尿酸」という物質で、尿酸値が高い状態を「高尿酸血症」と呼びます。
この高尿酸血症が持続すると、尿酸塩と呼ばれる針状の物質に結晶化します。
結晶化していることを「痛風」、結晶が関節や腎臓などに沈着し激しい痛みを起こすことを「痛風発作」と呼びます。
尿酸は大半が尿に混じって体外へ排出されます。
ですが暑い日には汗をたくさんかくため
①体内の水分量が減ることで尿酸の濃度があがる
②汗として水分が出るため尿量が減り尿酸の排出量が減る(汗からは尿酸は出ない)
ことにつながり、結果として痛風発作を起こすのです。
痛風発作を起こしたことがある・健診などで尿酸値が高いと指摘された・ビールなどプリン体を多く含むものを好んで摂取している方などは、この時期要注意です。
発作を防ぐために、お茶や水などをできれば2L / 日ほど飲み、たくさん排尿しましょう。